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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2010年06月03日

逞しさの方向

鷲五朗さんは自分の葬式はアイヌ式ではなく、仏式でやるように遺言したのだという。
そのことで周りのアイヌからは嫌な顔をされたと本に記されていた。
白兄のじーちゃんもアイヌ式ではなく、仏式で葬式をやるように遺言した一人だった。
じーちゃんも周りのアイヌから嫌な顔をされたり、文句を言われたりしたという。

時代の流れについていけず、貧乏をしたアイヌがいる反面、
時代について新しい生き方をするべく努力するアイヌがいて、
その努力をいやみったらしく貶すアイヌもいた。
白兄のじーちゃんや鷲五朗さんの晩年というのは後者にあたる。
世間一般に知られているのは、貧乏をしたアイヌのことばかり。
逞しく時代に乗ろうとしたアイヌのことはあまり知られていない。

白兄のじーちゃんはアイヌ式の生活をやめて、
それと同時にアイヌとして培った精神や技術も捨てたわけではなく、
むしろ時代に合わせて活かしてきたのだと思う。
それは白兄や親戚のおじさんなんかを見ていると強くそう感じる。

良くも悪くもアイヌは生きることに前向きであり、逞しい。
時代を思うと仕方なかったところがあるとはいえ、
その逞しさがどっちに転がったか、
それが現代アイヌの分かれ道だったのかもしれない。
  
タグ :静内歴史


Posted by 赤崎いくや at 16:59Comments(0)アイヌねた