2015年01月25日
適山効果ふたたび
前回は適山の画風であった南画から、日本画を調べた話をちょびっと書きました。今回は服飾。
戦国時代の天正期や江戸時代初期の寛文期のキャラクターには、結構好き勝手に創作した衣装を着せていたのですが、幕末へと向かう安政期のキャラクターにはそこまで創作色の強い衣装が思いつかなかったという、自分でも謎現象が起きました。
松前藩安政組とテキトーにカテゴライズして、適山をメインにこれこそ興味の向くまま調べては、ただただネタにしていく感じでしたが、キャラクターたちに色々とポーズを取らせていくうちに、今まで気にしていなかった和柄や和服の構造が気になりだしました。
それから手元の本のみではなくネットサイトや図書館の本でもちまちまと調べ、日本の伝統色に関する本を買い、それとなーくなんとなーく知識を得て、らくがきしていくうちに適山の衣装には市松模様が入り、蘭斎は褊綴(へんてつ)を纏うようになり、安政組にも衣装の変化をつけられるようになりました。
衣装創作の引き出しの中身がちょっと増えた、ワーイ。