さぽろぐ

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2012年03月21日

まさかのクロスオーバー



シリコロカムイ秘譚を経たラワン君と戦譚キャラが会話するという、まさかのクロスオーバー。
お絵かきやキャラ構築に行き詰って、ツイッターにぶん投げてきた小話。全部セリフの台本小説(笑)

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そこはポクナモシリ、死したものたちがゆく先、現世のように暮らせる地。
しかしそこはかの戦乱に関わった者たちだけがゆける特別な場所。
門番には一人の男、名前はラワンという。
   ↓

・オニビシ

ラワン「クロスオーバーというやつです」
オニビシ「だっ、誰だあんたっ」
ラワン「俺です。どこに誰だと言われて名前を明かすやつがいるか、このハイダクルめが」
オニビシ「うぐっ……」
ラワン「おまえのことはカモクタインから聞いてる」
オニビシ「かもっさあああああん!」
ラワン「とりあえず、おつかれ」
オニビシ「……」
ラワン「そう気を落とすなよ、追々みんな全員、もれなく来るんだからよ」
オニビシ「そ、そりゃそうだけど」
ラワン「心残り、あるなら聞いてやるぜ。そのかわり一個だけな」
オニビシ「え……」
ラワン「よく考えな……と言ってみたけど、その目はもう決まってるって言ってるねえ、なんだい」 
オニビシ「ああ。カンリリカのことで――

・シャグセン

ラワン「クロスオーバーというやつです」 
シャグセン「……熱い戦いだったんだお」 
ラワン「……」 
シャグセン「あれっ、ぴちは? カン君は? 庄ちゃんは?」 
ラワン「順番こです」 
シャグセン「よかった、みんな行く先が違うのかと怖くなっちゃったよ、ほらわし、悪さばっかりしてきたし」
ラワン「自覚あったんかい」 
シャグセン「ちょっとね、ちょっとはね。やっぱりさ、ぴちもそうだし庄ちゃんやさとやん、松前のトノに蠣崎のトノといろんな人見てたらさ、わしって何をして生きていたのかなーって」 
ラワン「うん」 
シャグセン「行き着いた答えは、無茶したなーとかごめんぬーとか、みんなと一緒に居られてよかったなーとか」 
ラワン「そうだな」 
シャグセン「……悔いのない人生だったお」 
ラワン「うらやましい人生だぜ」 
シャグセン「お前さん、ノヤにいたっていうトミカムイだよぬ? なんとなく聞いたことあるお」 
ラワン「いいや、イペタムだったよ、俺は……おっといけね、乗せられるところだったぜ。悔しいがやっぱり器はあったんだよな。色々こんがらがったり使い方変だったりしてアレだけど」 
シャグセン「てへぺろ」 
ラワン「これが後世でどう評価されるかな。ここから見てるといいぜ」 
シャグセン「そうするお」

・カンリリカ

ラワン「クロスオーバ……テーマ曲がノーザンクロスなひとキター」 
カン君「だ、誰だいあんた」 
ラワン「あいつも同じこと言ってたぜ」 
カン君「あいつ……」 
ラワン「お前のこと心配してたわ」 
カン君「……」 
ラワン「二言目には、“乙名だからな”のひと」 
カン君「……ばかじゃねえの……。あいつは、どこに居る?」 
ラワン「さあな、このコタンのどこかにいるのは確かだぜ」 
カン君「そか……わかった、ありがとう」 
ラワン「このコタンではもう、しがらみはないからな」 
カン君「……うん」

・越後庄太夫

ラワン「クロスオーバーというやつです……泣いてもいいですか」 
庄太夫「おおっ、ここにも美男子が」 
ラワン「なんだろうな、来てくれてありがとう」 
庄太夫「なんで?」 
ラワン「個人的な理由です」 
庄太夫「大変だよね、自分の気持ちを抑えるのって」 
ラワン「そうね」
庄太夫「……おれは彼を助けられたのかな、それとも背負わせてしまったのかな」 
ラワン「それはこれからの、あの男が決めていくことだ。大丈夫だろ、強い男だから」 
庄太夫「うん……そうだといいな……」 
ラワン「……おつかれ」 
庄太夫「……ありがとう」
ラワン「どうする、何かあるなら一個だけきくぜ」 
庄太夫「ん、優しいんだね。そうだなあ、大事なときのためにとっておくよ」 
ラワン「……そか。たとえば?」 
庄太夫「ないしょ」

・蠣崎蔵人広林

ラワン「クロスオーば……ちっせえ」 
蔵人「……」 
ラワン「……」 
蔵人「……地獄へ行くかと思えば」 
ラワン「それは行い次第だな。ここに来てしまえば良くも悪くもみんな平等だぜ」 
蔵人「……わからんな、蝦夷の考えは」 
ラワン「わからないなら、知ればいいんじゃね」 
蔵人「……」
ラワン「……俺はあんたの生き方、悪くないと思ったけどな」 
蔵人「……ふん」 
ラワン「ところで一個だけお願いを聞いてあげるという、奉仕の役目が俺にあるわけですが」 
蔵人「いよいよもってわからんな」 
ラワン「家内安全とかどうよ」 
蔵人「……バカにしているのか」
ラワン「本心じゃね?」 
蔵人「カムイだか仏だかわからぬが、我が蠣崎は血塗られた家系よ。そなたに力があったとしてもあそこに平穏などあるものか……」 
ラワン「そう思うなら別のことやればいい」 
蔵人「放っておいて欲しい……」 
ラワン「あんたが自ら絶った寿命を甥っ子の寿命に乗せるとか」

・松前八左衛門泰広

ラワン「ラストです、TL無双終了のお知らせ」 
泰広「……」 
ラワン「仏のほうがいいか迷ったんだけど、こちらに呼んでみました」 
泰広「……」 
ラワン「ここはポクナモシリ、ちょっとほかのコタンとは違うところ。みんな居るぜ」 
泰広「みな、か」 
ラワン「ああ。あの戦いで命燃やしたみんな」
泰広「……」 
ラワン「みんな居る。ひとりじゃない」 
泰広「……」 
ラワン「それで伝言を預かっているんですが」 
泰広「……誰から」 
ラワン「庄太夫」 
泰広「……」 
ラワン「“会いにいくよ”ってさ」 
泰広「……」 
ラワン「このときのために残しておいたとっておきだよ」
泰広「……」 
ラワン「しがらみのない世界で、文字通り心ゆくまで」 
泰広「……」 
ラワン「そろそろ来るんじゃねえの。じゃ、俺は門番の仕事にもどるから」 
泰広「……」 
ラワン「リア充爆発しろ」

※ちなみにラワン君の相棒だった吉平はシサムとしての生き方を選んだため、死後の再会が叶っていません。現世で別れたのが最後。


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