前向きな企画

赤崎いくや

2011年06月16日 23:59

阿寒湖温泉では地域住民向けに『おもてなし講座』というものが開かれていました。
地元の地理歴史を学ぶだけではなく接客の仕方なども学べるという、
地域住民も地元観光の役に立とうぜ! という観光地らしい勉強会でした。

これと似たようなものをアイヌ文化でもやれないかと妄想してみる。

おもてなし講座は、実用的であり知的好奇心や郷土愛もくすぐられるもの。
なんかこう、実用的というのが重要のような気がする。
個人的には地元ラブの方が重要なんだけど、この際考えない。
アイヌ文化で実用的なこと、生活の中へ取り込めそうなもの、
個人の力でも観光へ生かせそうなもの。難しいねえ。

考えてぱっと出てくるアイヌ着物や木彫なんかは、生活に彩を添える存在かしら。
地名とか薬草とか伝承とか、地理歴史に関することは話の引き出しが増えるかな。
古式舞踊でダイエットとかどうよ。踊りによっちゃ結構きっついのな。
伝統食とかどうだべ。オハウ(汁もの)なんかはなじみやすそう。
敷居の低いところからやりたいよね。やっぱり食文化か。

オハウを食べながら食器の作り方とか、
女性が使う木製道具には彫刻が入っているとか、
彫刻は男の仕事だからとか、話が広がりんぐじゃね?
地元の食材を生かせたらなおおいしい。

興味そそる企画も大切だけど、いざ企画を始めたときの
“話がしやすい雰囲気作り”も大事なのかもしれない。
やはり興味があって集まってくださるのだから、より詳しく知りたいと思うのも自然。
企画に参加してくださった方が周りに
話したくなるようなものが作れたらもっといいなあ。

そんなことをぼんやり考えた。
うむ、欲張りw

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