いざポジティブ
ちょと真面目な話。
ありがたいことに去年同様、刺繍教室の講師を任されました。
そしてそこで生徒さん(といっても皆さん年上)とお話しては
隙あらば現代のアイヌねたを挟んでいくわけですが、これが手強かった……。
シャクシャインの時代より前から和人がいた話も、
アイヌと和人の付き合いは深いという話も、
差別に負けないで逞しく生きたアイヌの話も、
最後は「でも和人は悪さしてきたからね」と話がすりかわるオチ。
ちょっとまて、私の話は……。
これもイメージ先行の弊害か、と思えば違うらしい。
身近にそう差別を受けた方がいたとのこと。
その事実は受け止めなければいけないけど、そこで思考停止させてどうするのよと。
刺繍やりながらモヤモヤしてた。
傷ついた人がいるのも事実だし、一方で差別をダシに飯食うやつもいるし。
古傷はえぐりたくないけど、膿出しをしないと負の連鎖は続くし。
……こう、基本的なところ、ポジティブになれんのだろか。
そのほうがよっぽど楽しいし本当の文化振興に繋がるんでないか?
がっかりスパイラルを断ち切りたい。
しかし、刺繍以上に根気が要りそうだぜ……
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