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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2011年06月30日

リカセ

シャクシャインの娘、すなわち庄太夫の嫁さんの名前がわかった。
ある本の中で“リカセ”というのを見つけてから出典元が判らず、
創作なのか元があるのかと確信もてなかったけれど、出典元あったYO!

松浦武四郎『蝦夷日誌』。

松浦武四郎は北海道の名付け親として有名な探検家。
その著書の静内にまつわるところでシャクシャインの戦いの
あらましが書いてあり、リカセはそこに出てきた。
たぶんこの記述も武四郎自身が何か資料を参考にしたのだと思うが、
何を参考にしたのかは判らない。

でもこれ面白い。
庄太夫がシャクシャインの戦いの黒幕でシャクシャインを利用するために
リカセと通じていたとか、文四郎が金堀を従えてシャクシャインと戦い、
その援軍に来たオニビシが討死するとか、
しかもオニビシじゃなくて“ヲニシベ”になってるとか、
現在通説となっているものとはだいぶ違っていて、武四郎何があった状態。
それとも今の通説が違うのか?! おらワクワクしてきたぞ!

……とまあ、シャクシャインの娘の名前が出てきてよかったなーって話です。  


Posted by 赤崎いくや at 23:59Comments(0)戦譚シャクシャイン